自分なりの仕事の流儀を1つ持とう | スターヒルズ企画
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自分なりの仕事の流儀を1つ持とう

  • 仕事のやりがい

自分なりの仕事の流儀を1つ持とう



人にはそれぞれ仕事に対してその人なりのこだわりや流儀がありますよね。
今回は、自分なりの仕事の流儀を持つ意味について掘り下げて考えてみました。

1. 流儀について考える

流儀というのは、一般には物事のやり方のことなんですが、技能・芸術などでは
その人・家・派などの独特のやり方、しきたりのことを言います。

つまり、そのこだわりや流儀がその人のオリジナリティになっているんですね。

オリジナリティが偏屈につながらず、周りの人と共有できて、全体の仕事の成果に
相乗効果としてあらわれるようにするにはどのようにすれば良いのでしょうか?

自分なりの仕事の流儀

自分なりの仕事の流儀を持っている人

実はこだわりと偏屈は紙一重のところがあって

・こだわり : 物事に妥協せず、とことん追求する
・偏屈   : 性質が頑なで、素直でないこと

すなわち、物事に妥協せず、とことん事実を追求する。
その事実を追求するにあたっては頑なであっても良いとは思いますが、意外な事実や
自分の意図にそぐわない時に、その事実を受け入れる素直さがないと偏屈になって
しまうのです。

偏屈にならないところまでのこだわりを持って、自分なりの流儀を確立するのは
大事なことで、標準化すべき部分と違う部分だと思います。

2. 自分なりの仕事の流儀を持つことの意味

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組があります。
その中の2015年放送の中から1本選んで、ここで語られている「仕事の流儀」に
ついて考えてみたいと思います。

(1)「最先端は地方で生まれる」フレンチシェフ・谷口英司さんの仕事の流儀

①フレンチの最先端✖️富山の食文化=どこにもない料理

谷口さんはフランスの世界的なミシュラン三ツ星店などで、最先端のフレンチを
習得したのち、富山にやってきました。

谷口さんが作り続けるのは、これまで体得してきた最新のフレンチ料理哲学と伝統の
食文化を研究して活用し、双方を掛け合わせた「どこにもない料理」です。

谷口さんの主張は、「素材を活かすことを諦めなければ、必ず新しい料理は生まれ続ける。
そして、それこそが地方で料理を続ける意義

これこそが、谷口さんがあえて富山でレストランを構え、日々新しい料理にチャレンジ
し続ける理由なんですね。

谷口さんはさらに語ります。

「ここにあるものをどんだけ武器にできるかにかかっているんですね。あるだけじゃダメ
なんです。あるものに対して、一つも二つもレベルアップさせていかないとダメですし、
本当にそれの繰り返しだと思います。」

まさに、日々PDCAを廻しながら改善し続ける姿をそこに見ることができます。

②プロフェッショナルのこだわり「革新は地方でこそ生まれる」

谷口さんは、地元産のものに徹底的にこだわります。

食材で言えば、フランス産のフォアグラやトリュフといったフレンチでは定番の
有名輸入食材がコースの主役になることはありません。

出されるものは、地元で採れた山菜や山羊のミルク、イノシシや熊の肉、そして
富山湾の海の幸であるホタルイカや白エビ、ゲンゲ、ノドグロなどです。

谷口さんの地元産へのこだわりは食材だけにとどまらず、店で使うテーブルや
食器にも表れています。

谷口さんは次のように考えています。

日本の”地方”をもっと誇れないのかな

「絶対にその地方の”地元のもの”を誰よりも知っとかないとダメですし、理解も
しないとダメです。絶対に今からの料理人にはそれが求められている。
これがスタンダードなレストランであるべきなんです。」

間違いなくここでしか食べられない」。
その体験に、谷口さんはこだわり続けています。

(2)仕事の流儀の意味を考える

谷口さんの「仕事の流儀」から、私たちは何を学べるのでしょうか。

すでにお気付きのことと思いますが、仕事の流儀の根底には強烈な仕事への
こだわり
があります。

そして、このこだわりには確固たる理由があります。

それは、谷口さんの仕事の理想の姿、追い求める姿なんです。それを実現するためには
このこだわりが絶対に必要で、そのための仕事の流儀なんです。

言い換えると、その人の仕事の流儀から私たちはその人の追い求める理想像を見る
ことができるんです。

そして、その追い求める理想像は、他の誰かから強制されたものではなく、その人の
それまでの人生経験の中から自然発生的に「私がこうしたいんだ」として、生まれてきた
ものなんです。

このことが決定的に重要なんです。

このことが、仕事をやらされ感から解放する唯一の手段=「私がこうしたいんだ」と
いうことなんです。

ダニエル・ピンクのいうモチベーション3.0「内発的動機付け」がここにもあるんです。

そしてやがて、この仕事の流儀がその人独特のオリジナリティになっていくんですね。

※ダニエル・ピンクのモチベーション3.0についてはこちらのブログをごらんください。

「仕事が楽しくない4つの理由と楽しくなる1つの魔法の言葉」

3.自分なりの仕事の流儀を持とう

(1)仕事の楽しさについて

仕事が楽しくないと感じる大きな要因は、仕事への不満であることはすでに別の
ブログで書きました。

※こちらのブログもごらんください。

「仕事に対する不満の2つの心理学的意味と楽しさへの気付き」

不満を打ち消す特効薬の一つは、「私がそれを望んだのだ。」と声に出して言う
ことであるということは言えるのではないかと思います。

また、「私がそれを望んだのだ。」という言葉は、その仕事の先にあるゴールに
向けて、私は進んでいくんだという強い意志表示になるんです。

それは、周囲の関係者よりも、むしろ、自分自身の内奥に言い聞かせる言葉に
なっていて自分自信の行動の方向づけがなされることによって、細かな軌道修正
が可能になっていくんです。

したがって、自分は間違いなくゴールへ向かって進んでいるんだという実感が、
日々の様々な小さな改善の積み重ねと相まって、仕事の楽しさにつながっていくんだ
と思います。

(2)自分なりの仕事の流儀を持とう

さあ、もう迷うことなく自分なりの仕事の流儀を持ちましょう。

日々の仕事の先にある自分自身の大きなゴールをしっかり見据えて、そのための
こだわりを持って、自分なりの仕事の流儀を作り上げていきましょう。

まだまだやることは多いはずです。


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