私は問題の発生には深いわけがあると考えています。たまたま運悪く起こるのでなく、
深因、真因、誘因、背景要因などがあって、起こるべくして起こると考えています。
そのため、問題が起きたら、その経験を教訓として将来に生 かしたいと思います。
将来に活かすためには、将来も起こるかもしれない問題の類型化と問題の発生メカニズムを整理し、理解する必要があります。そうすることによって、将来の問題発生の可能性やリスクがわかり、予測と予防が可能になるのです。 問題の発生メカニズムを的確に理解するためには、その根本原因を適切に追 求し、分析することが大変重要になってきます。この部分が問題解決における 核となる技術であり、特に業務システムの問題の分析において重要となります。